12月に入り、後半はもうお互いに都合のつく日がないため、前半に会うことにした。

2人にとってだいぶ早いクリスマスデート。

その当日。

Y君に全部プランを任せていたため、待ち合わせ場所しか知らされていなかった。

「ゆかちゃん!」

待ち合わせ場所で後ろから抱きしめられ、振り返るといつものにこにこ笑うY君の顔があった。

「今日さ、これからショッピングしよっかなって思ってたんだけど、、」

「うんうん。いいよ!」

「それが行きたいとこまでちょっと距離があるからまた移動しなきゃいけなくて。」

「それくらい歩けるよ!」

「でも今日寒いじゃん?だからプラン変更しようかな、と。」

「え、変えなくていいのに」

「俺、ゆかちゃんにクリスマスプレゼントあげたいんだ!」

「いっぱいアクセサリー貰っちゃったから気にしないで!」

「俺があげたいの!俺が可愛いと思ったぬいぐるみ、ゲーセンでとってあげる!」

「取れるの?」

「取れないかも笑」

「やめた方が、、笑」

「やめない!取るから!行こ!」

Y君は私の手をとってゲーセンに向かった。

そういえばT君もこうやってぬいぐるみを取ろうって言ってくれたんだっけ。

ふと思い出してしまう消せない記憶。

でも目の前のY君と繋いだ手の温もりは、その全てを吹き飛ばすくらい私を幸せにしてくれた。

「可愛いのあるかなー、取れるかなー」

楽しそうに言いながら歩くY君。

それを見ているだけで私はもう満足だった。

「ちょっと早くはなっちゃうんだけどさ」

「うん?」

「次のデート、クリスマスデートってことにしない?」

「年内ではそこしか会えないし、だいぶ早いけどそうしようか!」

「うん!俺ゆかちゃんにお願いがあるんだ」

「なにー?」

「寝っ転がって頭撫でてほしい」

「いいよ笑」

「久しぶりにさ、どっかでデートした後にホテル行きたいんだよね」

「何かあった?」

「ううん。ゆかちゃんに甘えたいだけ」

「わかった!じゃあそうしよ!」

「やったー!他のクリスマスデートプランも考えておく!」

甘えん坊だし気持ちをストレートに伝えてくるし、自分の気持ちを出さない私には羨ましいくらい素直なY君。

「ゆかちゃんが俺を好き好き言わないのも俺にとってポイント高いの!」

「変わってるね笑」

「でもゆかちゃんの俺への気持ちも伝わってくるからいいの」

そういえばずっと前に付き合った彼も同じことを言っていた。

いつも好きと言われ続けると逆に冷める、と。

男性の気持ちはよく分からない。。

Y君と付き合って、Y君自身は非常にしっかりしているけれどどこか精神に弱い所があると分かった。

だから甘える場所を求めていることも分かっている。

私が好き好き言ってY君に依存した態度をとった時、彼が求めている甘える場所が恐らくなくなってしまうんだろう。

きっと私とY君が上手くいっているのはお互いの求めるものを与え合っているからだ。

私が求めるのは、、

一途な愛。それが全て。

私は甘えたいとも依存したいとも思わない。

好いてくれる人が私だけを見ていてくれたらそれでいい。

その想いをY君は叶えてくれる。

でも疲れない程度に恋愛をしよう。

Y君との関係は程よく距離をとろう。

Y君との付き合いが辛くならないために。

好きな人がいると幸せだけれど、その分精神的に疲れることも多い。

実は恋人同士じゃなくて、付き合う前の両想いかな?というちょっといい感じの関係の時が1番楽しいし余計な気遣いもしなくて済むから楽だ。

婚外恋愛は大っぴらに言えない関係だからこそ更に神経をすり減らすので、私には重荷過ぎる。

でも好きな人が欲しい。恋人が欲しい。

そう思って続けてしまう。

けれど、、、

たまにもう全てがめんどくさくなり、恋愛を放棄して連絡を取りたくなくなってしまう時がある。

この気持ちの波を相手に隠すのも大変で、1人でおかしくなってしまいそうになる。

私は相当病んでいる。

きっといつか爆発する。

それなら爆発する前に全てを切るべきか。。

分からない。

私は自分がどうしたいかさえ全く分からない。。

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