12月に入り、後半はもうお互いに都合のつく日がないため、前半に会うことにした。

2人にとってだいぶ早いクリスマスデート。

その当日。

Y君に全部プランを任せていたため、待ち合わせ場所しか知らされていなかった。

「ゆかちゃん!」

待ち合わせ場所で後ろから抱きしめられ、振り返るといつものにこにこ笑うY君の顔があった。

「今日さ、これからショッピングしよっかなって思ってたんだけど、、」

「うんうん。いいよ!」

「それが行きたいとこまでちょっと距離があるからまた移動しなきゃいけなくて。」

「それくらい歩けるよ!」

「でも今日寒いじゃん?だからプラン変更しようかな、と。」

「え、変えなくていいのに」

「俺、ゆかちゃんにクリスマスプレゼントあげたいんだ!」

「いっぱいアクセサリー貰っちゃったから気にしないで!」

「俺があげたいの!俺が可愛いと思ったぬいぐるみ、ゲーセンでとってあげる!」

「取れるの?」

「取れないかも笑」

「やめた方が、、笑」

「やめない!取るから!行こ!」

Y君は私の手をとってゲーセンに向かった。

そういえばT君もこうやってぬいぐるみを取ろうって言ってくれたんだっけ。

ふと思い出してしまう消せない記憶。

でも目の前のY君と繋いだ手の温もりは、その全てを吹き飛ばすくらい私を幸せにしてくれた。

「可愛いのあるかなー、取れるかなー」

楽しそうに言いながら歩くY君。

それを見ているだけで私はもう満足だった。