12月の最初に会えたきり、その後は数日に1回くらいしか連絡をし合わない日が続いた。

年末年始はほとんど連絡を取らなかった。

年明け、やっと会える日が決まった。

でも私の心は少し離れていた。

さすがに1ヶ月以上会わないまま、連絡もまばらだったら存在が薄れていく。

年明けに会うのもやめようか悩むくらい、私のY君への気持ちは小さくなっていた。

でもな、、

会ったら気持ちがまた復活するかも、、

そう思い、会うことにした。

待ち合わせ場所にいたY君を見て、懐かしい気持ちになった。

あぁ。Y君ってこんな顔だった。

「ゆかちゃん!会いたかった!!」

Y君はそう言い、私の手をとって繋がせた。

厚ぼったくて温かいY君の手の感触もまた懐かしかった。

「ゆかちゃんにさー、手作りのプレゼントしたいんだ」

「作れるの?」

「手作りのアクセサリー教室をやってるお店がこの近くにあってさ」

「へー!」

「だから何か作りたいなって。その場で色々教えてくれるんだって。何欲しい?」

私は少し考えてから言った。

「指輪」

Y君はビックリしたように私を見た。

「指輪?!指輪なんてゆかちゃんつけるの?!」

「そりゃ一応女の子ですから」

「えー、意外だ」

「指輪欲しいの」

「わかった!じゃあ結婚指輪作ってあげる!」

Y君は一気にやる気を出してお店に向かった。

その後ろ姿が可愛くもあり、たくましくもあり、優しくもあった。